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INTERVIEW

天然水

天然水

南アルプスの地質・気候と大井川流域の地層

 静岡県は、海からの湿気が流れ込み多雨地帯です。年間降水量は、山地3,000mm以上、平野2,000mm前後に達し、国内平均1,800mmと比べても雨の多い地域に分類されます。
 山地の雪解け水や霧や夜露、平野の降雨は木々や土に吸収されます。山林に蓄えられた水は、徐々に滲み出し河川となり、その総延長は約160km、流域面積約1,280㎢に上ります。上中流域には山林が多く、緑のダムとして自然環境と動植物を守っています。

 中生代白亜紀の四万十層や第三紀層の瀬戸川層が帯状に配列した、砂岩や泥岩から構成され、地殻変動や風化を受けてとても脆弱な地質です。
 地形が平担になる島田市神座付近より駿河湾に向かって土砂が長い年月を掛けて堆積し、扇状地を形成。この扇状地を流れる河川は、氾濫を繰り返して河床の位置を変え、土砂が積もって厚く広い扇状地をつくっています。こうした「荒れ川」は「東海道式河川」の特徴で、志田平野もそのひとつとされます。

おいしい水は深井戸から

 水を透す地層では、地下に浸み込んだ水が上流より圧されるようにゆっくりと地中を進み、20~30年かけて河口付近まで到達します。河口に近い地域の地下25mほどには、不透性の粘度質層があります。その上部まで掘削し採水するのが浅井戸、粘度質層より深い位置まで掘削し採水するのが深井戸です。
 ニッセーは、地下100m超の深井戸より汲み上げ、表層土より浸み込む生活排水などの影響を受けにくい、清らかでおいしい水だけを使用しています。

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