村松 直貴(開発)
100の失敗に負けない心が
世界初を生み出す
村松 直貴 Naoki Muramatsu[所属]営業部 開発
[入社年]2008年
[学生時代の専攻]応用生物
[入社年]2008年
[学生時代の専攻]応用生物
就職先にニッセーを選んだ理由
大学で食品栄養学科を専攻していて、4年次に実施したミニプラント立ち上げの一員として設備や実験器具を手配することになったことが一つ。もう一つは、缶詰の中身の勉強をしていたので、食品・飲料関係の仕事に就きたいという思いがありました。開発業務の募集は静岡では多くありませんでしたが、飲料業界で探していたところ、ニッセーを見つけました。メーカーを支える「縁の下の力持ち」という役割にも、とても魅力を感じました。
仕事内容
ブランドオーナー様へのプレゼン、技術協力を基本に、大きく分けて3つの軸で業務を行っています。1.ブランドオーナー様への開発品(製法、技術)提案、2.ブランドオーナー様からの試作依頼、3.ブランドオーナー様との共同研究開発です。また、担当ブランドオーナー様を持つことで、相手先研究所とのつながりや意見交換ができ、一開発担当として刺激をもらっています。
ニッセーならではの仕事のやりがい
飲料の中味設計に携わる仕事は多くありますが、実際に処方を考える仕事は多くないと思います。この点が当社だからできることであり、誇りです。また自社ブランドを持たない完全OEM生産だからこそ、他社にはできない設備導入などが行われていて、常に先端を走り続けることができているのだと思います。さらにブランドオーナー様の研究所の方々は同世代の方も多く、瞳を輝かせて取り組んでいる姿は尊敬に値しますし、常に刺激をもらっています。
一番印象に残っている仕事
弊社の看板製法であり、工業規模で世界初のエスプレッソ抽出です。一般的には高温・高圧ですが、エスプレッソ抽出の可能性をもっと広げるために、低温エスプレッソ抽出を試行錯誤しながら確立させました。試作機もない状態からスタートしたため、試作室にある装置をかき集めて失敗の連続でしたが、何十回、何百回と抽出器テストを行い、その努力のおかげで製品化につながりました。これは部署の上司、仲間の協力があったからこそ成し遂げたものであり、ゼロからのスタートでゴールまでのシナリオを完結することができました。この成功体験に秘められたプロセスが現在の開発業務の基本となっています。
学生の皆さんへのメッセージ
学生時代はまだ希望職種もわからないかもしれませんね。そんなときは会社説明会に出かけて、いろいろな人に会ってみることをお勧めします。会社説明会では僕も参加する機会があるので、会って話せるのを楽しみにしています。